忘れられない、思い出の味。

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2020年4月6日

佐藤家のドライカレー

 誰にでも「もう一度食べたい!」と思う 記憶の味があります。そしてその記憶は その人の“食の原点”になっているはず。 北海道の食の分野で活躍する皆さんの 味覚を育んだ「あの味」をお聞きします。
 第1回はフリーアナウンサーの佐藤麻美(さとうまみ)さんです。

取材・文・編集/青田美穂 撮影/細野美智恵 イラスト/こぐれけいすけ


佐藤 麻美さん
1975年函館市生まれ、小学2年生の長男と3歳の次男の育児に奮闘する2児のママ。2019年にHTBを退社し、フリーアナウンサーに。野菜ソムリエプロ、アスリートフードマイスターなど、多彩な資格を生かして新たなステージに挑戦中。「毎日のご飯はもちろん、プリンやクッキーなどのおやつも母の手作りで育ちました。子どもの頃も今も食べることと、お料理が大好きです!」

佐藤麻美さんの思い出の味は・・・「佐藤家のドライカレー」

豚ひき肉、さいの目に切った玉ねぎ、ピーマン、にんじん、なすを炒めて、カレー粉、ケチャップ、ソースで味付け。しょうがのすりおろしを加えるのもポイントです。水は入れず、野菜の水分だけで仕上げます。

学校で友人が取り合いするほど、母のドライカレーは人気でしたね

 母は研究熱心かつ真面目な性格で、私が子どもの頃から料理教室に通い、覚えた品をすぐに食卓に並べてくれました。中でも大好きな思い出の味が“ドライカレー”です。野菜がたっぷり入っていて、今思えばおいしいだけでなく栄養バランスにも優れていたんだな、とありがたく感じます。

 高校時代はこのドライカレーをお弁当に持たせてくれたのですが、ふたを開けると同級生たちが待っていましたとばかりに『ひと口ちょうだい』と集まってきて(笑)、気づけば自分の食べる分はいつも半分以下に…。そんな佐藤家自慢のドライカレーは私もよく作っていて、うちの子どもたちもお気に入り。“3代にわたる思い出の味”になっています。

 食育などの講演会では、自分の経験を生かし“6つの食のシャワー”というお話をします。私は学校から帰ってきたら母のお手伝いをするのが当たり前で、日常から料理の楽しさや食べる喜びを学んでいきました。そんなふうに『食を近くに感じること』が何よりの食育だと実感しているので、まず食材を「見る」「触る」「買う」、そしてメニューを「考える」「作る」「食べる」。この6つのうち一つでも、子どもと一緒に日々体験しましょう!とご提案しています。

 手作りの大切さを教えてくれた母へ感謝し、今後、親子で楽しめる料理教室など私も『北海道の子どもたちが食を近くに感じられる場』を増やすお手伝いができたら嬉しいですね。

小学1年生当時の写真。母のおかげで好き嫌いもなく、共に育った弟さんは札幌のフランス料理店「melimelo」のオーナーシェフに

佐藤さん出演の「ちびっこコープデー」CMが放映中。実生活では男の子ふたりのママのため「女の子との共演はとても新鮮でした!」

2020年5月7日 追記
佐藤麻美さんのブログで今回ご紹介したドライカレーのレシピを公開しています。
下記リンクより、4月30日更新「忘れられない、思い出の味」のページをご覧ください。

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