新しい年を迎え、皆様にご挨拶申し上げます。

日頃よりコープさっぽろの事業と活動に特段のご支援及びご協力をいただき厚く御礼申し上げます。


私たちコープさっぽろは「北海道の食のインフラ」として組合員の皆様のお役に立てるようにと考え、真摯に各事業に取り組んでおります。
2022年、組合員数は195万人となっております。北海道の総世帯数は、279万世帯(※2022年4月時点)となっており、1世帯でおひとり組合員加入されていた場合、約7割になります。宅配トドック利用者は、45万人となりました。買物困難者をサポートする移動販売車カケルは、現在全道135市町村を95台で巡回しております。2022年10月には、苫小牧地区にて、移動販売車の中にATMを設置。買物時に通帳記帳やお金をおろすことが可能になりました。
店舗では、2年目を迎える「大惣菜化プロジェクト」の実施店舗拡大が進みました。現在、全道73店舗で導入しております(2023年1月時点)。「大惣菜化プロジェクト」とは、農産、畜産などの各部門食材(素材)のうまみを生かしたお惣菜を開発し、店内調理で出来たてをお求めやすい価格帯でご提供する取り組みとなります。1人世帯が北海道全体の4割を占めている現在、ますますこの需要が多くなるのではないかと思います。
宅配トドックでは、2022年3月より「無印良品」の取り扱いを開始しました。店舗のない地域でも、食品やスキンケア用品、靴下・タオル類、調理小物、収納用品などをご注文いただけるようになりました。「無印良品」は、コープの店舗(やまはな店、そうえん店)でも出店いただいています。また、「トドックアプリ」も検索機能・配達時間の確認ができるなどの充実により、注文しやすい環境に改善を進めております。
2021年9月に様似町で開始したスクールランチ事業は、2022年、愛別町、初山別村でも開始しております。あたたかい昼食をお届けし、地元食材を利用、さらにはアレルギー対応も行い安全安心な食事を提供しています。少子化や施設投資などの課題から、学校で調理することが難しくなっていることに対してお役に立てるようにして参ります。
環境への取り組みとして、2021年10月に初めて取り組んだ「海のクリーンアップ大作戦!」を、2022年6月にも開催しました。全道51カ所の海岸を中心に(1カ所は河川で開催)、8372人の方が参加をしてくださいました。前回に比べて約3倍の参加増となっております。学校、企業、行政などさまざまな世代、団体の皆様の結集により40ℓのゴミ袋を6706袋回収することができました。この取り組みは、毎年実施していく予定でおります。
2023年も、更に皆様のお役に立てるよう感謝の気持ちを込めて、事業と活動を進める所存です。


本年も、より一層お引き立てを賜りますようお願い申し上げます。皆様のご健康とご多幸を心よりお祈りし、新年のご挨拶とさせていただきます。


生活協同組合コープさっぽろ理事長 大見 英明


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