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2020年。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、移動や交流が極端に制限され、日本経済は大きなダメージを受けました。
そうしたなかで私たちコープさっぽろは、北海道の食を支えるエッセンシャルワーカーとしての期待に応え、店舗・宅配ともに供給を伸ばしました。
特に緊急事態宣言下では、宅配の物量が普段の1.4倍に増え、通常の人員・設備では処理が追いつかない状況になりながら、流通を止めることなく、食のインフラとしての使命を全うしました。
なぜ、私たちにそれができたのか。一つはグループの「横の連携」が機能したからでしょう。
マンパワーが必要な店舗・宅配・物流事業に、旅行事業やエネルギー事業などのグループ各社から職員が支援に駆けつけ、ワークシェアリングで難局を乗り切りました。
もう一つは「適応スピードの高さ」だと自負しています。
これまでの常識が通用しない局面での対応力を、私たちはコロナ前から備えていました。
もっと分かりやすく言うと、職員一人ひとりに「自分で考える力」があったからこそ、ただ指示を待つのではなく、それぞれが現場で知恵を出し合い、よりよいやり方を模索して臨機応変に対応しました。
コロナが世の中を一変させた、と皆さんは思うかもしれません。
ですが私は、コロナの前から世界に起こっていたさまざまな変化がウイルスの感染拡大で表面化し、加速しただけに過ぎないと考えています。
ものごとの考え方、価値観の転換が起こる時代に私たちに求められるのは「考える力」です。
答えを待っていては取り残されてしまいます。
コープさっぽろは十数年前から組織全体で継続的なカイゼン活動を行い、そうして現場から生まれたとびっきりのアイデアを仕事改革発表会で共有してきました。
自分たちで考えて機動的にものごとを変えていく力を組織全体で培ってきました。
それと同時に、世界の最先端の事例を積極的に学んで、自分たちの事業に取り込んできました。
これからも世界は急ピッチで変化していくでしょう。
一方で北海道が直面する課題(人口減少・高齢化による生活サービスの低下、疲弊する地域経済、厳しい雇用情勢など)はどれも待ったなしの状況です。
今こそ、前例踏襲や凝り固まった常識の「ものさし」を捨てて、自分自身で考える人へ。
むしろ自分で問題を立てて、それを解決していくぐらいのファイティングスピリットのある人が、今後は必要とされます。
その力を養う土壌はここにあります。
私たちとともに、新しいあたりまえを創造していきましょう。